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【台帳作成時の選択肢での違い】

台帳(資材台帳、商品台帳)を作成しようとすると、作成方法に関して、以下の内容の3つの選択肢を選ぶフォームが表示されます。
A.新しく追加された原料のみを台帳に追加する
B.既存原料の変更はファイルパスのみ変更する
C.原料規格書にあるすべてのデータを台帳に上書きする
これらの選択肢は、原料規格書(商品台帳の場合には、製品配合ファイル)にあるデータを元に資材台帳が作成されますが、台帳を活用するために、原料規格書にあるデータ以外の情報を、台帳の画面からインプットできるようになっています。台帳へ追加したデータを消去してしまわないように、これらの選択肢があります。
今回は、それぞれの選択肢が持つ意味について説明します。
資材台帳と商品台帳での選択肢の取り扱いは、同様であるので、ここでは、資材台帳を例に説明をします。

A.新しく追加された原料のみを台帳に追加する
この場合には、台帳には登録されていない原料規格書(商品台帳の場合には、製品配合ファイル)のみを台帳に追加します。既に台帳に登録されているデータや台帳画面から追加したデータはそのままの状態になります。
単純に新しい原料規格書を追加する場合には、この選択肢を選んでください。
既に登録してある原料規格書の更新を行う場合、資材コードが同じであれば、新しい原料とは見なされません。結果、上書き保存等の処理は一切行われません。更新を行う場合には、「資材台帳」フォームにある「原料規格書の更新」ボタンを使用して、更新を行ってください。この処理では、原料規格書にあるデータはすべて新しい原料規格書にあるデータに更新されますが、それ以外の台帳に直接登録した、原料規格書に無い項目のデータは、以前のものがそのまま引き継がれます。

B.既存原料の変更はファイルパスのみ変更する
この選択肢は、原料規格書のファイルパスを変更した場合に、有効です。ファイルパス以外のデータはまったく変更されません。
具体的には、サーバーのパスが変更になった、フォルダを追加してファイルを整理した、フォルダの名前を変更した場合などが考えられます。
このケース以外では、この選択肢を選ぶケースはありません。

C.原料規格書にあるすべてのデータを台帳に上書きする
これは、対象としたフォルダ内にある原料規格書ファイルのデータをすべて台帳に複写します。ただし、原料規格書に無い項目を台帳画面から入力したデータは、そのまま保存されます。
この選択肢は、更新すべき原料規格書が大量にあり、台帳画面から一件毎に更新作業を行うには手間がかかる場合などに有効です。更新された原料規格書のデータは、資材台帳にも反映されなければなりませんが、その作業をこの選択肢を使用することにより、単純に行うことができます。
ただし、もともとの原料規格書にあるデータを、台帳画面から修正をしたような場合、この作業によりもともとの原料規格書にあるデータに戻ってしまうので、注意が必要です。

台帳作成の目的に応じて、以上の選択肢を有効に活用してください。
上記3つのいずれのケースでも、台帳画面から入力した原料規格書に無い項目データは、消去されることはありません。

注記
◆「まったく新しく台帳を作成したい場合」
これまで使用していた台帳を無しにして、新たに台帳を作成したい場合には、
資材台帳が保存されているフォルダ内に「資材台帳(白紙)」という名前のファイルがありますので、台帳等のファイルパス設定画面にて、この「資材台帳(白紙)」を選択してから、台帳作成を行って下さい。